各紙によると、ジャニー氏は数多くの舞台を手がけてきたが、舞台の映画化は初めて。98年公開の映画「新宿少年探偵団」に企画協力して以来、映画に携わるのは21年ぶりで、製作総指揮を務めるのは初めて。
同作は少年刑務所に収容された少年たちが、ぶつかり合いながら友情を深めていく姿を通じ、平和の素晴らしさを訴える作品。
映画版には、今年9月に東京・日生劇場で上演された舞台「少年たち そして、それから…」に出演した、ジャニーズJr.内のグループ「SixTONES」、「Snow Man」、先月結成された「なにわ男子」の西畑大吾ら関西ジャニーズJr.のメンバーが出演。ほかに関ジャニ∞の横山裕、A.B.C-Zの戸塚祥太らジャニーズ事務所の先輩も出演。
メガホンは「超高速!参勤交代」(14年)や今年公開の「空飛ぶタイヤ」などで知られる本木克英監督が取るという。
「舞台のチケットは毎回かなり熾烈な争奪戦が展開されている。舞台を見たいファンは多く、もしそのファンたちを映画に動員できればかなりのヒット作になりそう。とはいえ、どのグループにも多くの女性ファンがいるジャニーズ事務所だが、今年公開された主要グループのメンバーの主演映画は、なかなか思ったように集客できていない」(映画業界関係者)
ジャニーズといえば、今年いっぱいで元タッキー&翼の滝沢秀明が引退。来年からは滝沢が裏方に回ってジャニー氏をサポートする新体制が敷かれる。
「新体制の最大の課題はジャニーズJr.の“底上げ”。Jr.を軽視する藤島ジュリー景子次期社長への対抗心からか、ジャニー氏が来年早々に大勝負を掛けるようだ」(芸能記者)
映画の集客は今後のジャニーズ内の権力闘争に大きく影響を与えそうだ。