駅伝関係者が解説する。
「実は、今年10月に行われた箱根駅伝の予選会に創価大学が出場。タイム合計の上位10校が出場権を獲得するこの大会で、創価大は49秒差で出場常連校の東京農大を下し、10位に入賞。初の本選出場権を勝ち取ったのです。当日はシード校を加え20校が出場するが、この快挙に学会員が大挙詰めかけ、沿道が三色旗で埋め尽くされる可能性が指摘されているのです」
実際、その動きは今では目を見張るほど。すでに多くの学会員が、駅伝観戦に動きだしているというのである。婦人部の会員が言う。
「元日夜から箱根の宿を取った。他の会員もゾクゾクと予約を入れていると聞くし、当日、箱根の山は学会員で溢れ返りそう。また、東京や神奈川は全国でも1、2を争う学会員の多い地域。沿道には多くの会員が詰めかけるはずですよ」
ただ、この動きに恐れをなしたのが他ならぬ『関東学生陸上競技連盟』だ。駅伝を主催する同連盟は、噂を聞きつけると「沿道での応援は、読売新聞の配布旗などに限定。大学小旗は禁止」とする規定を、各大学に内々に通達し直したとの情報も流れているのである。
もっとも、こうした防衛策も創価大の快挙を称賛する学会員らの前には、歯が立たないとの声もある。
語るのは、創価学会に詳しいジャーナリストだ。
「創価大の箱根駅伝初出場には、沢山の意味が込められている。例えば、選手が往路を走る2日は池田大作名誉会長の誕生日。また、来年は創価学会創立85周年で池田名誉会長の会長就任から55周年、SGI(創価学会インタナショナル)発足40周年にあたるのです。そんな折だけに、沿道で三色旗を振る学会員が出ないとも限らないのです」
駅伝中継がジャックされるかが見モノかも。