このUFOは翌31日に日本のワイドショーでも紹介され、UFOの数が少ないもののアメリカのサンフランシスコでも同様のUFO編隊が目撃されていた事を紹介していた。
大阪で目撃されたUFOは大量に飛ばされた風船ではないかとする説もあるが、編隊飛行するUFOが目撃された事例は多い。有名なものが、1951年のラボックライト事件だ。
1951年8月25日夜9時頃、ニューメキシコ州アルバカーキ及びテキサス州ラボック上空に「V字型」の編隊飛行を行う複数の光体が出現、10数個から30個もの光体が北の空から急に現れ、南の空に消えていく様子が地元民たちに目撃された。
この光体群はそれから実に2〜3週間にわたって人々の前に姿を現し、地元の多くの人々に目撃され続けた。8月26日にはワシントン州の防空レーダーが高度約4000メートルを時速約1450キロで北西に飛行する物体を捕捉、戦闘機がスクランブル発進するものの目標は確認する前に飛び去ってしまったという事態も起きた。こちらは場所が離れているものの、ラボックでの目撃証言の数時間後に捕捉されたもののため、ラボックのUFOが捕捉されたものではないかとみられている。
そして、8月31日には大学生によりラボックライトの写真が撮影される。彼は、ラボック上空に現れる光体群について「一度上空を通りすぎても再度現れる」という噂を聞いていたため、カメラを用意して待ち構え、連写機能を用いて撮影に成功したのだ。なお、この日の午後12時30分、ラボックから北東約110キロ離れたところにあるマタドールにて、車で走行中の親子が約40メートル上空に浮かぶ金属的な質感をした洋梨形の謎の物体を目撃している。
このラボックライト事件で目撃された謎の光体群の正体は今もって不明とされているが、大学生が撮影した写真については、当時の連写機能が今ほど高性能ではなかったことや構図の不自然さ等からフェイクではないかと見られている。しかし、多くの人々が連日謎の光体を目撃したと証言しているのも事実である。
ラボックライト事件の真相は今もって不明である。