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アパレルブランドだけじゃない たけし、カレーショップに失敗した過去も

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ビートたけし

 5月17日、タレントのビートたけしが新アパレルブランド「KITANOBLUE」を立ち上げることを発表した。「KITANOBLUE」は、たけしの描いた絵画をTシャツや携帯ケース、トートバッグなどにプリントし販売していくブランドで、運営はたけし軍団のひとりである「ほたるゲンジ」の無法松が社長に就任し、担当していくことが発表された。

 たけしは今年3月に古巣だったオフィス北野を退社し、4月1日より新事務所である株式会社T.Nゴンに移籍している。そのため今回のアパレルブランド設立は移籍後の初の大仕事となったようだ。

 その背景には、やはりオフィス北野の社長である森昌行との意見対立があったようである。以前、オフィス北野について取材したことのあるという芸能記者はこう分析する。

 「オフィス北野の森社長は多くの芸能雑誌でも語っているように、芸能事務所の社長というよりも映画プロデューサーに近い立ち位置でした。そのため、たけしさんが『絵画を商売にしたい』と相談しても、あまり真剣に取り扱ってくれなかったようです。そのような事情があり、今回のアパレルブランド設立は、いの一番にたけしさんがやりたかった表現活動ではないでしょうか」(芸能記者)

 その一方、ビートたけしには「商売人に向いていないのでは」との指摘もある。それは、たけしの「飽き性」という性格にあるという。

 たけしはかつて「北野印度会社」というカレーショップをプロデュースし、軽井沢、河口湖、仙台、そしてハワイなどの観光地に数多く出店。たけし自身が大のカレー好きということもあり、一介のタレントショップにしては味にも値段にもこだわり、それなりに繁盛していた。しかし、オープンから数年後、たけしは映画監督として名を上げ、いつしかカレーショップのことはすっかり忘れてしまい、宣伝も怠るようになり、2001年までにはすべての店舗を閉店させてしまった過去がある。

 たけしは自分に商売の才能はないことを認め、「もうこの手の商売はやらない」と周囲に語っていたという。

 今回のアパレルブランド設立は、たけしにとって北野印度会社以来のプロデュースとなるが、果たしてうまく行くのか…?

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