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京都・祇園スパイ事件 歓楽街に潜む中国人ホステスの甘い罠(1)

 先ごろ、京都・祗園の中国人クラブ(すでに閉店)で、ママやホステスが、先端技術を扱う企業の社員から企業情報を収集していた疑いが浮上した。かねてから企業情報が中国人のスパイ活動によりダダ漏れする事件が後を絶たないが、今回舞台となったクラブの中国人女性は、揃いも揃って美人ばかりという話。果たして、どんな“甘い罠”が仕掛けられていたのか。

 事の発端は、ママが関わったとされた偽装結婚事件だった。
 「今年6月、京都府警が虚偽の婚姻届を提出したとして、公正証書原本不実記載・同行使(偽装結婚)容疑で、元陸上自衛隊桂駐屯地の陸曹(53)と、中国人国籍の女(31)を逮捕したのです。この元自衛隊員が入り浸り、女が働いていたのが問題となっている祗園のクラブ。偽装結婚に関してママも取り調べを受け書類送検されましたが、起訴猶予になっています。しかし関係者等の話から、一方で同店を拠点に従業員が諜報員となり、客として遊びに来たハイテク関連企業の社員や大学教授、自衛隊員などから言葉巧みに情報を集めていた可能性が高まっているのです」(社会部記者)

 同店は、八坂神社に近い歓楽街の一角にある。地元住民や観光客の通行も多く、諜報員等が紛れて行き来するとすれば好都合な立地条件だ。
 「'07年に開店した同店は、美人で人懐っこいママの人気でまずまず繁盛し、常時7〜8人はいたホステスはいずれも中国系の美人。値段は祗園内で高級店といっても、1人2万円程度なので比較的リーズナブルでした。そのため、京都に本社を置く企業や官公庁の接待に使われることも多かったようです」(地元黒服)

 同店近くの飲食店店主は、ママについてこう語る。
 「あそこのママは、近所でも評判の美人でした。日本語も堪能で、原色系の派手なデザインの服を着てましたね。ただ、いつもどこか悲しそうな目をしていたのが印象に残っています」

 そんな容姿と表情が客を虜にしたのか。店内の様子を垣間見る、こんな情報もある。
 「客の中には、ホステスに会社から持ち出した製品の設計図を見せていた技術者もいたといわれています。さらに、ホステスと懇ろになり抜き差しならなくなってしまった技術者や、多額の報酬を得て情報を売り渡していた者もいたという話、加えてママが中国共産党幹部の親族という情報まであるのです」(前出・社会部記者)

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