海外ニュースサイト『Evening Standard』は8月6日、自殺した少年の家で遺体の看守をしていた警察官が、少年宅の有料テレビチャンネルに不正アクセスしてアダルトビデオ(AV)を鑑賞し、逮捕、起訴されたと報じた。
同記事によると2018年2月、英・ロンドンの自宅で当時14歳の学生ハリーさんが自殺したそうだ。自殺の理由や死因など、自殺の詳しい経緯は明らかにされていない。
警察による検視の結果、事件性がないことから、ロンドン警視庁の44歳の巡査・マハラジャ被告が1人で遺体を引き取る葬儀社の到着を待つことになった。マハラジャ被告は、ハリーさんの遺体が横たわるキッチンの隣のリビングルームにあるケーブルテレビで、PIN番号を推測して有料チャンネルへのアクセスに成功。AVを4本購入し、その場で鑑賞したという。
ハリーさんの両親は、後日、ケーブルテレビ会社から届いた請求書の中に、AVの購入記録を見つけた。ハリーさんが、自殺当日にAVを見ていたと思った両親は、大きな衝撃を受けたそうだ。
ハリーさんがAVを見るというのが、彼の性格やそれまでの生活態度からはあまりにもかけ離れた行為だったため、両親は、ハリーさんが亡くなった日に自宅にいたもう1人の人物、マハラジャ被告に疑いの目を向けたという。
両親からの申し立てを受けて、警察の行為を調査する独立した調査機関が事件の調査を開始。AVの購入時刻が、ハリーさんの死後だったことが判明。マハラジャ被告が、ハリーさん宅でケーブルテレビのアカウントに不正アクセスし、アダルトビデオを計25.96ポンド(約3300円)分購入したとして、詐欺の疑いで逮捕、起訴された。マハラジャ被告は容疑を認めているそうだ。
このニュースが世界に広がると、ネットでは「勤務中にあり得ない行動をした被告は、これから刑務所の中で仲間と楽しいことができるので喜んでいるだろう」「また警察官による不祥事。いい加減にしてくれ」「家に帰るまで我慢しろ。もしかして、そういう場所だから興奮したのか?」「4本で3300円って安過ぎる。そんなショボいポルノで自慰とは情けない」「警官だって人間。欲求を抑えられない時もあるさ」「死者に対する人権侵害」「自殺した少年のご両親は、息子の濡れ衣を晴らせてよかった」などと大きな反響が寄せられた。
海外には、勤務中に不謹慎極まりない行為をした警察官が他にもいる。
海外ニュースサイト『OC Weekly』は7月18日、パトカーの中で運転席に座って自慰行為にふける警察官らしき人物の姿を、一般市民が携帯電話の動画に収めたと報じた。
同記事によると4月10日午後2時ごろ、米カリフォルニア州サンタアナにあるリサイクル施設の側に停まった1台のパトカーから警察官1人が降りてきて、付近にいたホームレスの人々を立ち退かせたという。その後、パトカーの中で運転席に座った男性が、ズボンの中から自身の性器を取り出して自慰行為にふける様子が動画に収められたそうだ。カメラの位置からは運転席に座る人物の顔は見えなかったという。なお、この人物が勤務時間中だったかは明らかにされていない。
この件についてサンタアナ警察のアンソニー広報担当は、職員に関することはコメントできないとしながらも、この件を否定はしていないという。同署の内部規定では「職員は勤務中の自慰行為を含むいかなる性行為も禁止」されているそうだ。
市民の模範となるべき警察の不祥事が起こると批判の声が寄せられるが、今回の事件のように死者を冒とくする卑劣な行動に市民の怒りは爆発したようだ。
記事内の引用について
Met Pc facing jail for ordering porn on couple's TV while guarding body of dead child
https://www.standard.co.uk/news/crime/met-pc-facing-jail-for-ordering-porn-on-christian-couples-tv-while-guarding-body-of-dead-child-a4206661.html
SEX ACT IN PATROL CAR CAUGHT ON CAMERA IN SANTA ANA
https://ocweekly.com/sex-act-in-patrol-car-caught-on-camera-in-santa-ana