ファンタジーコメディ映画『ユア・ハイネス』に出演したジェームズ、台本通りのセリフだけでないことが更に良い作品に仕上がった理由だと思っているという。
「映画の撮影中に各シーンでアドリブを入れるようになると、単に面白いことを言うっていうだけじゃなくなるのさ。俳優達にも変化が出るよ。意識するようになるからね。次にどうなるかが分からないから、毎回同じ姿勢で取り組むという油断が出来なくなるんだ」「だから、もっと意識するようになって、それが態度にも表れるのさ。もっと直接的で、フレッシュになるわけさ」
ジェームズがダニー・マクブライドと兄弟役を演じているこの映画は、王国が破滅する前にダニーが演じる役柄の婚約者を救い出すストーリーだ。また、この作品内のお笑い的な要素が、「月並みな」映画にならずに済んだ理由だとジェームズは語った。
「このジャンルを真剣に考えている人にしてみたら、僕達はそれを台無しにしたかもしれないって誰かに言われたよ。まじめなファンタジー映画を作るのは、本当に大変なことだからさ。衣装を身につけるだけで大変だし、最近の人たちはヒーローに違った考え方を持っているんだ」「この作品がコメディ的要素を持っているから、それにこだわらずに済んだんだ。僕は自分のキャラクターをかなり本気で演じようとしたさ。だってコメディだと、真剣な作品なら台無しになってしまうようなありふれたことでも、許せるだろ。それを気にしなくていいから、兄弟関係や嫉妬心、人の気持ちという点で、本当の感覚や本当の原動力に注意を向けることが出来るよ」「もしこれがコメディ作品じゃなかったら、ただのつまらないモノか、凡庸な映画になってたんじゃないの」
「ユア・ハイネス」は4月8日から全米公開中。