三人の意見に共通しているのは、最近のテレビ視聴者の質の劣化に言及している点だ。
土屋さんは、テレビ製作者は
「馬鹿にどう見せるか」
と考えていると述べ、大橋さんは
「勝ち組とか金持ちとかインテリがテレビを見なくなった」
と指摘。池田さんも
「平均的な視聴者は、50歳の専業主婦で高卒だと思え」
と現場で教えられていた、とぶっちゃける。
◆デキる人間はテレビを見ずに本を読む? ニュース番組を録画し早送りで見る方法も
経済評論家の勝間和代さん、プログラマーの小飼弾さんらも、視聴者としてテレビを見る生活を送ることに対し否定的だ。著作などでも
「低レベルな情報を垂れ流しているテレビを見る時間があったら、本を読め」
というようなことを繰り返し述べている。最近売れているビジネス書の中でもテレビを見る行為の無駄を説くものは多い。
ただ、どうしても見たいと思わせるような、自分にとって有益な情報を提供してくれる番組があるなら見るのも良いことだし、ニュース番組などはハードディスクに録画して、1.3〜1.5倍速くらいで見るのも、効率的な情報収集の一つかもしれない。
特にテレビ東京系の、『カンブリア宮殿』『ガイアの夜明け』『ワールドビジネスサテライト』などのビジネス情報番組は、忙しいビジネスパーソンが見るに値する番組だとよく言われる。
もちろんあなたがアニメオタクなら、深夜アニメのためだけにテレビを利用するのも一つの手だろう。ただ最近はアニメの放送・配信方法も多岐にわたっているため、テレビの存在価値はやはり下落傾向にある、というのも真実かもしれない。(小山内)
【参照】非モテタイムズ
http://himo2.jp/