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中山金杯(GIII 中山芝2000m 5日) 本紙・橋本 サイレントプライドが重賞初V

 遅れてきた大物、サイレントプライドが2連勝で初タイトルを奪取する。
 前走のディセンバーSはまさに真骨頂。休み明けで「まだ六、七分のデキだった」(佐藤助手)にもかかわらず、0秒6差突き放す圧勝劇だ。もともと、潜在能力は有馬記念を優勝した「マツリダゴッホとそん色ない」厩舎の期待馬。2度の骨折で遠回りを余儀なくされたが、前走を勝って完全に機は熟した。

 陣営は「おつりを残して勝ってもらわないと困る」と自信は揺るぎない。普通に走ってくれば、九分九厘勝てる。
 強敵は関西馬アドマイヤフジ。鳴尾記念3着は休み明けのうえに、道中で不利が重なり、不完全燃焼に終わったもの。それで0秒1差だから、力はある。今度は好勝負。
 エアシェイディも先行策が決まれば怖い。

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