前走のディセンバーSはまさに真骨頂。休み明けで「まだ六、七分のデキだった」(佐藤助手)にもかかわらず、0秒6差突き放す圧勝劇だ。もともと、潜在能力は有馬記念を優勝した「マツリダゴッホとそん色ない」厩舎の期待馬。2度の骨折で遠回りを余儀なくされたが、前走を勝って完全に機は熟した。
陣営は「おつりを残して勝ってもらわないと困る」と自信は揺るぎない。普通に走ってくれば、九分九厘勝てる。
強敵は関西馬アドマイヤフジ。鳴尾記念3着は休み明けのうえに、道中で不利が重なり、不完全燃焼に終わったもの。それで0秒1差だから、力はある。今度は好勝負。
エアシェイディも先行策が決まれば怖い。