アメリカモンタナ州で発見された骨が新種の恐竜「ジュディス」として報道されたり、フランス通信社の報道によると「恐竜」と「哺乳類」が一時共存し哺乳類がすでに繁栄していた可能性を指摘する論文が発表されたりと「恐竜ロマン」に新しい風が吹いている。
特に「恐竜」と「哺乳類」が共存し、ともに戦っていたかも? というニュースは本当ならば大スクープであり是非、夢のカードとして見ておきたい一戦である。
しかし、古くからのUMA愛好家にはそんな夢のカードが写真ではあるが見ることができた。
今回ご紹介するのは「ティラノサウルスVSサイ」というまさに「恐竜VS哺乳類」を表現した一枚である。
手前にサイが倒れている。その後ろにはやや不鮮明ではあるがサイよりも巨大なトカゲのような物体がいる。大きな頭、短い腕に引き締まった脚はまさに我々が子供のころから慣れ親しんだ「ティラノサウルス」そのものである。
この写真はアフリカはコンゴで撮られたものとされ恐竜の名前は「カサイレックス」と名付けられている。本ミステリー記事でも2015年7月18日にカサイレックスは紹介させていただいたが、こちらのカサイレックスはまさにティラノサウルスそのものである。
目撃した探検家の証言によるとコンゴ地方を探検中、サイを捕食しているオオトカゲを発見。トカゲはサイを襲い捕食しはじめたという。恐らくこの写真はその模様を収めたものとされるがあまりにシチュエーションが出来すぎており、これは後年改めて再現されたフェイク写真とされている。
またサイも抵抗することなく横たわっており、打撃技を持たない恐竜の捕食中の写真とは思えない。もっともサイはアフリカでも最強の動物の一体であり、本当に真剣バトルがあれば恐竜といえども恐らく無傷では済まないと思われる。
とはいえ非常に夢のあるこの写真。是非とも、鮮明な写真がほしいところである。
文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所