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全日本プロレス 佐々木健介が“4冠”へ弾み

 全日本プロレス「チャンピオン・カーニバル(CC)」公式戦3日目が7日、東京・後楽園ホールで行われた。春の祭典を制し、“4冠”を狙う3冠ヘビー級王者・佐々木健介が、ジョー・ドーリングを撃破。勝ち点を4に伸ばし、首位タイに浮上した。優勝決定戦進出に望みをつなげた健介は、“性悪男”鈴木みのるの土下座要求を一蹴。さらに、武藤の要求にも呼応したことで、優勝決定戦&3冠V3戦の“4冠戦”の機運が高まった。

 ようやく3冠王者にエンジンがかかった。
 リーグ戦も中盤に突入したこの日、現在Bブロック単独首位でタッグ2冠王のジョー・ドーリングと対戦した健介。序盤は2連勝中の勢いとパワーに圧倒され、エルボー連打からフロントハイッキックをまともに食らってしまうなど防戦一方に。ビックブーツからエースクラッシャー、スカイハイボム(旋回式スパインバスター)などで追い込まれた。
 それでも、前、後、前とラリアート3連発をたたき込んで反撃の糸口をつかむと、雪崩式ブレーンバスターで豪快にブン投げた。最後は「いくぞーっ!」と雄たけびを上げ、パワーを蓄積するとそのままダッシュし、右腕を一閃。新技の一石二鳥(自分に喝を入れ、相手も倒せる)ラリアートでごう沈させた。
 単独首位のドーリングを倒し、勝ち点4で並んだ健介。「まだ勝負の目は残ってるから。確率的には悪いかもしれないけど、まだゼロじゃない」と優勝決定戦進出に気持ちを新たにしていた。 
 次なる相手は、昨年の8・26両国国技館大会以来となる“性悪男”みのる戦。戦前から撲殺や土下座要求など屈辱的な挑発をされているが「そりゃあ、戦うと恨みも出てくるかもしれない。でも、決勝に行くには後ろを振り返ってる暇はない」と相手にせず。「鈴木を倒して望みをつなげたい」と不退転の決意を語った。
 もはや健介の頭には、優勝決定戦しか見据えていない。それは武藤と約束した再会マッチのため。武藤が要求するであろう優勝決定戦&3冠防衛戦の“4冠戦”にも「諦めず戦って、決勝の舞台で実現できればいいね」と是が非でも実現させる意向を示した。
 全日プロ春の祭典の折り返し地点を過ぎ、ようやく調子の上がってきた健介。夢の“4冠制覇”に向けて突っ走る。

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