アメリカへ“武者修行”で渡る芸能人は過去にもいたが、結果はどうだったのだろうか。
「90年代に“ポスト明石家さんま”と呼ばれていたお笑い芸人のぜんじろうは、実力不足とスタッフとのコミュニケーション不足から、東京のレギュラー番組を失い1998年に単身渡米します。英語をゼロからマスターし、現地でスタンダップコメディ(一人喋り)のライブを成功させるに至ります。現在も、世界各地からオファーを受けてライブをしていますね」(芸能ライター)
ぜんじろうの場合は成功例といえるが、一方で大きな成果を残せなかった人間もいる。
「トレンディドラマの俳優として活躍した吉田栄作は、1995年に芸能活動を休止して渡米します。ぜんじろうに同じく現地で英語をゼロからマスターし3年間を過ごします。渡米前は『絶対ジャンボになってやる』と宣言し、現地でオーディションなども受けていたようですが、思うように活躍できませんでした。1998年に帰国後は『マネーの虎』(日本テレビ系)の司会を務めるなど、俳優業以外にも活動の幅を広げました。ただ、そこにアメリカ経験が生きているかといえば疑問符がつきますね」(前出・同)
岡本は留学経験もあり英語力は問題ない。渡米する日本人の前に立ちはだかる最初の壁はクリアーしているといえるだろう。彼がどのような活躍を見せてくれるのか期待したい。