昨年のホノルルマラソンを4時間24分で完走した実力の持ち主。チーター柄のシャツとキャップをテーマカラーのピンクで揃えたカワイイ姿で参加した。
東京ではランナーがあこがれるサブフォー(4時間以内)を狙いたいと宣言。20キロ地点までは芸能人では猫ひろし、東国原知事、魔裟斗らに次ぐハイペースでグイグイ快走した。3万5000人の集団の中を美しく抜けていくその姿は、まるで“ピンクの彗星”。彼女を追って沿道を走る中高生男子が「早えーよっ!」と泣き声をあげる。
だが、そんなハイペースと目標へのプレッシャーで、35キロ地点の入船橋(中央区築地)手前で、ついに足がつるアクシデントでストップ。苦しそうな表情で道路の柵に手を掛け懸命に両足の腱を伸ばす彼女に、周囲からは「がんばってー」の熱い声援が。その声が耳に届いた安田は「よしっ、がんばる!」と一言発し再びゴールに向かって走り出した。そこには芸能人ではなく、ゴールに向かってひた走る一人の美しきアスリートの姿があった。
フィニッシュでは応援に駆けつけたお母さんと抱き合いながら号泣。4時間28分51秒と目標は達成できなかったが「良くがんばったと思います。またがんばります」と美沙子スマイルで答えた。大好きな趣味だというランニング。次はどんな大会に出るのか?