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どうなるAKB総選挙

 支持率低下など菅内閣には逆風が吹き荒れ、今年中の解散総選挙の可能性も浮上しているが、ある意味、リアルな総選挙よりもメディアの注目を浴びているのがAKB48の総選挙だ。

 「シングル曲を歌うメンバーを決める総選挙としておととしスタート。いわゆる人気投票だが、おととしはさほど注目を浴びなかった。ところが、国民的に人気グループに上り詰めた昨年は大注目を浴び、“得票数”が劇的に伸びた。投票権はCD1枚ずつについていて、CDを買えば買うほど多くの票を投票できるため、自分のひいきのメンバーを上位にあげるため、100枚単位でCDを購入する“組織票”もあり問題になった」(昨年の総選挙を取材した記者)
 昨年は6月に行われ、今年も同時期の開催が予想されているようで、「今月末に横浜アリーナで3日間連続で行われる公演で、日程が発表されるのでは」(同)というが、同公演では総選挙に大きな影響を与える発表がありそうだという。

 「一部週刊誌で報じられたが、メンバーを現行の56人から48人に大幅に減らす方向で調整中のようで、“リストラ”されるメンバーが発表される。とはいえ、グループ最年長の篠田麻里子と『ノースリーブス』のメンバーでもある小嶋陽菜を、人気が伸び悩むSDN48に移籍させるという計画も浮上している」(レコード会社関係者)
 篠田は昨年3位で小嶋は7位。トップ10のメンバーが2人も抜ければ順位は大きく変動しそうだが、今年は昨年同様“政権交代”がなされる可能性が濃厚なようだ。
 「昨年はおととし1位の前田敦子を同2位の大島が僅差で破り政権を奪取。ところが、大島はなかなかグループの顔としてのイメージが定着せず、昨年夏にはウエンツ瑛士との熱愛報道もあったため、ファン離れが進んでいる。今年の本命は最近のテレビ出演ではセンターをつとめることが多い高橋みなみ」(同)

 高橋はおととしの5位から昨年は6位にランクダウンしたものの、初期メンバーとして売れない時代を経験しており、AKB総合プロデューサーの秋元康氏は常々「高橋はAKBの顔」と公言している。
 「勢いでいうとモデルとしても活躍し、ソロとして歌手デビューを果たした板野友美だが、最近、かなり天狗になっているため、他のメンバーから総スカン。それに比べ、高橋は公演の反省会でもほかのメンバーにダメ出しでき、まとめられるグループの精神的支柱。高橋がトップになってもどこからも異論が出ないだろう」(アイドル誌記者)

 政治家では国のトップに立てるこれといった人材が見つからないが、AKBの次期政権は高橋に委ねられることになりそうだ。

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