☆ダンツキャンサー
2歳女王レッドリヴェールと樫の女王ヌーヴォレコルト。これまでの直接対決は桜花賞の一戦のみ。レッド2着、ヌーヴォ3着で差は0.1秒。その後、ダービーかたやオークスと分かれたが、面白いことに東京2400の走破タイムは同じだった。仮柵で使用コースこそ違ったが、この2頭、ほとんど能力差はない。秋華賞を睨んでの前哨戦だけに目一杯の仕上げで臨むことはなかろうが、2頭の女王が馬券圏内に入るような『堅い』レースが観たい。
ブランネージュ、サングレアルといったオークス一桁着順の両頭が次点評価されているが、いくら堅い競馬(決めつけているが)でも、そこまで順当に決着するものなのだろうか?
ヒモ荒れで3連単の配当が妙味、今回はその線を狙って馬券を買ってみたい。
ブランらを外すと、順調に夏競馬を使ってきた馬か別路線組。桜花賞で勝負付けの済んだ馬よりも、未対戦の馬が新鮮。そこで浮上するのが、NHKマイル7着のダンツキャンサー。2000は長い血統構成でも、東京の1600でミッキーアイルを追いかけて0.3秒差の好走は、凡馬にはできない。潜在能力に期待。
3連単 フォーメーション
(6)(14)→(6)(14)→(12)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。