これを受け、マツコ・デラックスは「それですごく嬉しい人がいっぱいいる」と留保をつけながらも、「最新技術は使っているんだけれども、気持ち的には後ろ向きなものを感じる。過去にすがるいって言ったら変な言い方だけど」と否定的な意見を述べた。特にジェームス・ディーンは、『エデンの東』『理由なき反抗』といった名作映画に出演するとともに24歳の若さで交通事故で亡くなっている。マツコはそうした来歴にも触れ、「今の時代にジェームス・ディーンみたいな人をハリウッドが生み出して欲しいって気持ちが私は勝っちゃう」と話した。これを受け、ネット上では「確かに過去にすがってる感じはするな。レコードの再発とかも全部おっさん向けだものな」「若い人にはこの人誰って感じだろうし」といった声が聞かれた。
さらにマツコは、もしジェームス・ディーンが生きていたらどうなっていたのかといった現在の姿を再現するのではなく、「若い頃のジェームス・ディーンをそのまま再現するっていうのはどうなのかな」と疑問の様子だった。MCのふかわりょうが、『太陽にほえろ!』(日本テレビ系)でボスの石原裕次郎さんだけを再現し、現在の新人刑事を登場させる新作も作れるのではといった可能性について言及すると、マツコは「古いって言われちゃうのかもしれないけど、それをやったらおしまいよって気がしちゃう」と話し、そうした行為にはやはり抵抗があるようだった。これにも、ネット上で「俺もマツコ派の意見だわ」「技術だけが優先しちゃって故人の意思とかないがしろにされそう」といった声が聞かれた。
マツコは新しい技術に関しては旧世代派の意見を述べることが多い。過去には鍵の代わりに手に埋め込む技術にも抵抗感を示していた。いまだマツコに共感する声は多数派と言えるかもしれない。
なお、N国ことNHKが国民を守る党の立花孝志代表は、11日にYouTubeチャンネルの動画を更新し、改めてマツコとTOKYO MXへ謝罪を要求し、12月末までに動きがない場合は原告を集めての1万人訴訟の構えを示した。こちらに関しても今後、何かしらの動きが生じそうだ。