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現役援デリ業者に聞く

 運営者が、出会いサイトに女性の名前で書き込んで、連絡してきた男と金額や日時交渉、女性を派遣して売春させる〈援デリ〉が、全国規模で拡がり続けているらしい。

 現役業者の坂本氏(仮名、49歳)に聞いてみた。

 −−女性はどこで見つけてくるのですか。

 「ほとんどネットですね。出会い系の掲示板やモデル募集サイトなどに『撮影で即金3万円』などの募集をかけるのです。初回は撮影…出来たらヌードまで撮影させてもらい、安心させたらあとは客単価4〜5万円程度の〈援デリ〉を持ち掛ける。取り分は、女性3〜4万、私が1万というところでしょうか。レベルの高い子ですと、客は4万円を出しますね。逆に足元を見られるので、値段交渉はしません」

 男性客にとっては、女性の質がすべてだそう。掲示板には、〔個人撮影お願いします〕、などと書いておくと、応募時点でかわいい子をふるいにかけて落とさずに済むのだそうだ。

 −−どんな女性がいるのでしょう。

 「まず21歳の大学生。柳原を細くしたような子です。それから埼玉のギャル。まあ、風俗嬢なんですが。最後に、25歳のまじめで服装がかわいい系OL。豊胸手術してるんですけどね」

 写真を見たが、発言の謙遜振りとは違い、確かにレベルは相当なものだ。

 −−うまくいくコツはなんですか。

 「女性はバイトに応募してきたのだから、どんな話でも聞こうという体勢になっています。こういう仕事をしたいのだ、と正直に話し、後は稼がせてあげることですよ。多い子で月50万近く稼いでいます。でも、客を見つけるのは意外に大変な作業ですがね」

 金払いを良くし『いつでも客の紹介は可能だよ』という殺し文句を言えば完璧、とほくそ笑む坂本氏。氏自身の援デリの月収は平均35万円程度だそうだ。また、うち2人とは月一回打ち合わせと称して落ち合い、体の関係を結んでいるのだという。
 はっきり、売春、という言葉を口にはしなかったが、これは違法行為である。くれぐれも真似はしないでほしい。

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