これまで、田村憲久厚労相、小野寺五典防衛相ら安倍政権の現職閣僚5人に加えASKA容疑者が逮捕されるまで同所に通っていたことが報じられているが、発売中の「フラッシュ」(光文社)は3年前の夏に撮影され、同所に出入りしていたという鴨下一郎元環境大臣とASKA容疑者のツーショット写真を掲載。当時、自民党は野党だったため、ASKA容疑者を宣伝で使えないかと考え、鴨下氏からすり寄ったという。
さらに、08年6月には山際大志郎前内閣府政務官が同所でサプライズ結婚パーティーを開いてもらい、同席した中川秀直元官房長官が祝辞を述べたというのだ。
「政治家ではほかに、民主党の前原誠司元代表、自民党の森喜朗元首相らの名前もあがっているが、“接待漬け”にされた政治家たちは、パソナに有利な規制緩和などを推進することで利権を得ようとしていた。今後、本格的に国会で追求される事態になりかねない」(永田町関係者)
また、一部では高市早苗政調会長の地元・奈良県生駒市の事務所にパソナから継続的にスタッフが派遣されるなど、不透明な金銭関係も浮上していることが報じられたが、自民の政治家とパソナの関係が浮き彫りになったことで安倍政権の根底を揺るがしそうだ。