今回は医師の小田切ヨシカズ先生に“集中力が続かない人のための新習慣”をご紹介いただきます。
■1:朝同じ時間に起きる
「第一の習慣として、朝同じ時間に起きることを心がけましょう。集中力が続かない原因は、脳の働きが不安定になっているからかもしれません。人間の脳は機械ではないので、働きやすい時間帯・働きにくい時間帯などが周期的に訪れます。常に一定の集中力を得るために、この脳の働きの周期を安定させましょう。朝同じ時間に起きることで、周期が安定し、集中力を発揮することができるようになります」
早寝早起きの習慣をつけることが大事なのですね。
■2:机の上を片付ける
「第二の習慣として、机の上を片付けましょう。机の上が雑然としていては、作業に関係ないものが目に入ってきて、集中力が阻害されてしまいます。また、整理整頓がきちんとできているということは、“今何に集中すべきか”が分かっているということでもあります。机の上が汚いと、整理整頓ができていない分、集中力を無駄に使ってしまっていることになります。机の上を片付けて、集中力の無駄遣いを止めましょう」
仕事ができる人でも机の上が汚い人はいますよね。そういう人は、集中力を無駄遣いしてもなお、ある程度の成果を出せているという点ではすごい人なのかもしれません。
■3:自分にルールを課す
「机の上を片付けるということは、“今何に集中すべきか”を明確にすることに繋がりますが、同様に、自分にルールを課すことでも同じ効果を出せます。仕事のやり方や順序などを自分なりにルール化して、“今何に集中すべきか”がすぐに分かるようにしてください。もともと人間の集中力は限られているものです。その少ない資源を有効活用するために、自分にルールを課すことを試してみてはいかがでしょうか」
自分にルールを課す際に、そのルールが効率的かどうかも同時に検討すると、集中力と言う資源をより有効活用できそうですね。
いかがでしたか?
今回は小田切先生に“集中力が続かない人のための新習慣”をご紹介いただきました。朝同じ時間に起きる、机の上を片付ける、自分にルールを課す、の3つを習慣化するのは案外難しいかもしれませんが、集中力不足に悩む方は一度実践してみてはいかがでしょうか。