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ポジティブ習慣でストレスを軽減できる? 朝の5分の有意義な過ごし方

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 近年、労働時間に対する仕事量の増加や人間関係の悩みなどを始めとする、ストレスが溜まりやすい「ストレス社会」が問題視されている。ストレスの原因は、年齢や性別、生活環境によってそれぞれ異なることから、自身である程度ストレスを緩和するため、自己防衛していくことが必要だ。そんな中、ストレスを緩和する過ごし方として、「朝の5分」が注目されている。

 日本で唯一の心理テクニックで人間の心を動かすメンタリストとして活躍しているタレントのDaiGoも、朝の時間帯の過ごし方について、「朝“あること”をしてしまうと一日中生産性が落ちる」と2018年9月25日、自身の公式ブログに綴っている。DaiGo の言う“あること”とは、朝の時間帯にストレスになりそうな予測をすることによって、集中力や注意力が下がりミスが増えたり、記憶力が落ちてしまうというものだ。

 実際に朝の時間にストレスを感じるとどうなるか、アメリカのペンシルベニア大学が2018年に行った実験結果が報告されている。24〜65歳の被験者240名が2週間にわたり、朝一番、夜寝る前と、日中5回のアンケート調査に協力した。朝と夜のアンケートではどれほどのストレスを予測しているかを記入。日中のアンケートでは実際ストレスを感じた出来事とそのストレスの度合いを記録してもらったという。その結果、実際困難な状況が起きなくても、予測するだけでストレスを感じることがわかった。また、ストレスを感じるせいで凡ミスなど日中の作業効率に影響を与えることも判明したという。

 このように、朝のストレス予測が1日のコンディションを大きく左右することが判明している。そこで活用したいのが、「朝の5分」の過ごし方だ。

 普段から、思ったように仕事が進まない、ミスが続くなど不調が続く人は、「今日のプレゼンで重大なミスをしてしまうのではないか」「今日の初デートで彼女をうまくリードできるか不安だ」など、知らず知らずのうちにネガティブな想像をしていないだろうか。その場合は、意識的に「朝の5分」にポジティブなことを考えている習慣が役立つだろう。

 先の例で言うと、意識的にポジティブ思考に考えるのが効果的だ。例えば、「プレゼンで失敗してしまうのではないか」というネガティブ思考が出てきた時には、「これだけ準備したから大丈夫だ」と前向きな考え方に変えた方が良い。また、プライベートでも同様だ。「彼女とのデートで喜んでもらえるだろうか」という不安な考え方をするよりは、彼女の喜ぶ顔をイメージした方がポジティブ思考につながる。他にも、好きなものを食べたり、好きな飲み物を飲んだり…と、ネガティブな思考に陥りがちな時は、自分自身に「ご褒美」をあげるのも効果的だ。

 また、どうしてもストレスを予測してしまうという人は、5分間何も考えず、外に出て深呼吸する時間にするというのも1つの手段である。

 時には、ストレス予測をしてしまうこともあるかもしない。しかし、朝の5分だけ、ポジティブな思考を意識して習慣づければ、あなたのQOLは飛躍的に向上するだろう。

記事内の引用について
Anticipating stress makes you function worse throughout the day, even if nothing stressful happens(ZME)より
https://www.zmescience.com/medicine/stress-anticipating-day-5341/

Mentalist DaiGo Official Blogより
https://daigoblog.jp/dangerous-morningbehavior/

文:ゆうたろう

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