デビューのマイル戦は出足がつかず後方から。直線でも前が壁になるなどスムーズさを欠く内容でしたが、猛然と追い込んで3着と次走に期待を抱かせる競馬でした。ですから、2戦目の前走Vはある意味、当然だったかもしれませんね。
初戦とは一転し、そのレースぶりも実に大人びていました。1度使われたことで行き脚が良くなり、好位3番手を追走。鞍上との呼吸もピタリと合い、抜群の手応えで直線で先頭に立つと、2着馬に1馬身1/2差をつける完勝でした。勝ちタイムの芝1800メートル1分48秒3も優秀で、新潟チャンプになる資格は十分あると思います。
追って味のあるタイプで新潟の外回りコースはピッタリの感じですし、デビュー戦で馬込みに入る競馬を経験していますから、多頭数戦も不安はないでしょう。中間も順調に乗り込まれ、直前も坂路で軽快な動きを見せていましたからね。デキは絶好。ここを勝って来春のクラシックへと弾みをつけます。