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アジア人観光客の劣悪マナーに不安だらけの大阪日本橋「黒門市場」年末商戦

 大阪日本橋の黒門市場といえば、浪速の台所。本来なら、これから年末に向けて1年で最も賑わう時期なのだが、今の黒門は年がら年中ごった返す状況で、それが地元商店を悩ませているという。
 「ネットによる口コミや海外の旅行ガイドに紹介されたことに加え、市場近くには外国人向けのホテルが多く、特に中国、韓国人の観光客が大挙して訪れるようになった。当初は売れ行き不振と人通りの減少に苦しんでいた市場もこれを歓迎し、案内表示やトイレ、無料休憩所などを整備して積極的に受け入れていたのですが、今度は彼らのマナーの悪さが問題になっているんです」(市場関係者)

 売り物の肉や魚を手掴みする、試食品の独占、トイレを汚す等々、自国のルールを持ち込んだような奔放ぶりだという。市場側は「これも売り上げのため」と見て見ぬふりをしているが、目に余る行状には非難の声が多いのだ。
 ある鮮魚店店員が声を荒げてこう語る
 「言葉がわからんのをええことにやりたい放題。注意すると外国語でまくし立ててきおる。このままでは地元のお客さんも逃げてまう。それが一番怖いわ」

 この黒門とよく比較されるのが東京の築地市場。こちらも同様に外国人観光客が増えているが、マナーの悪さが問題になることは少ない。この違いはどこにあるのか。
 「築地の場合はツアー客の多くにガイドが同行するためマナーが良い。対し黒門は、まだツアーのコースの中に組み込まれていない場合が多く、ホテルから直行のフリー客がほとんど。だから野放し状態になってしまうわけです」(地元記者)

 最近は留学生や地元有志によるボランティアガイドの協力もあり「以前より少しはマナーが良くなった」との声も聞かれる。しかし一方では、こんな問題も噴出し始めている。
 「今いちばん腹立つのは、外国人のフリして好き放題やっとる日本人や。デタラメな向こうの言葉使いやがって悪いとこを真似しよる。そんなアホウがホンマ増えてんねん」(前出の店員)

 この年末、トラブルが起きなければいいが。

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