「なに?百合香ちゃん恥ずかしがっちゃってんの〜?」
「19歳だもんね、可愛いな〜」
違うってば!あんたたちの下品な下ネタにイライラしてるんだよ!そっちは酔っぱらって楽しいかもしれないけど、未成年の私はお酒を口にできないの!その状態で下品な下ネタに何時間も付き合わされてるこっちの身にもなってみなよ!
…と、喉まで出かかった言葉を何とか飲みこんで、必死で笑顔をつくってみる。
別にね、下ネタとか下品な話が嫌いなわけじゃないの。(むしろ、大好きだけど。)かまととぶってても、結局は女もこんな話が好きなんだよ。
でもね、場の雰囲気にあった下ネタを選んでほしいわけなのよ、この商売をしてる女の子たちは。下ネタや下品な話をすれば盛り上がるって勘違いしている人は嫌なんだって!
だから、紳士な下ネタ(?)を言える人を見ると素敵!って思っちゃうの。
…あっ、下ネタが素敵ってわけじゃないよ?(笑)
そうじゃなくて、盛り上がってる場の雰囲気を、さらに盛り上げるためにちょっとした下ネタが言えちゃう人。こういう人を見ると、頭の回転も速いんんだろうな〜とか、飲みの席に慣れているからマナー的なこととかもしっかりわかってるんだろうな〜とか思っちゃう。下ネタひとつが人間性を表すこともあるんですよ。
じゃあ、どんな下ネタを言えばいいのかって?
…それはたくさん飲み歩いて、いろんな経験をした人にしかわからないことだよ。
取材・構成/LISA
アパレル企業での販売・営業、ホステス、パーティーレセプタントを経て、会話術のノウハウをいちから学ぶ。
その後、これまでの経験を活かすため、フリーランスへ転身。
ファッションや恋愛心理に関する連載コラムをはじめ、エッセイや小説、メディア取材など幅広い分野で活動中。
http://ameblo.jp/lisa-ism9281/