海外ニュースサイト『New York Post』は5月21日、ドイツ・ハンブルク州で、夫婦が赤ちゃんをタクシーの中に置き忘れたと報じた。同記事によると、妻は数日前に出産を終え、病院から夫と生まれたばかりの赤ちゃんとともにタクシーで自宅に帰ったという。しかし自宅に着き、運賃を払い終えてタクシーから降りた後、夫婦は赤ちゃんをタクシーに置きっぱなしにしてしまったことに気づいたそうだ。自宅までの車中、赤ちゃんは静かに眠っていたという。
夫はすぐさま、家の周辺で乗っていたタクシーを探したが見つけることはできなかった。赤ちゃんが静かだったため、タクシーの運転手も赤ちゃんに気づかず、昼休憩を取った後、仕事に戻った。次に乗車した客が、赤ちゃんを発見したという。その後、タクシーの運転手が警察に通報して、赤ちゃんは無事に保護され、夫婦のもとに帰された。夫婦に対して処罰などは科せられていない。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「痛い思いをして産んだのに忘れるなんて嘘みたい」「出産して安心しちゃったのかな」「私も買い物中に、3歳の子供をキッズスペースに忘れたことがある」「とにかく赤ちゃんが無事でよかった」といった賛否両論の声が寄せられていた。
海外では、他にも赤ちゃんをとんでもないところに置き忘れた母親がいる。
2019年3月には、サウジアラビアのキング・アブドゥルアズィーズ国際空港で母親が赤ちゃんを待合室に置き忘れたと海外ニュースサイト『The Guardian』が報じた。母親は赤ちゃんを連れ、サウジアラビアからマレーシアに向かう予定で、待合室で赤ちゃんとともに搭乗を待っていた。搭乗が始まり、母親自身は機内に乗り込んだが、赤ちゃんを待合室に忘れてしまったという。母親が気づいたときは、飛行機はすでに滑走路に入っていて、出発する直前だった。母親は客室乗務員に「赤ちゃんを待合室に忘れた」と訴え、客室乗務員から事情を聞いたパイロットが航空管制官に連絡。飛行機は滑走路から引き返された。幸い赤ちゃんは無事で、母親と再会することができたそうだ。
幸い、今回の2つの事件では無事だったが、少しの“うっかり”が子供の命を危険にさらす可能性もある。
記事内の引用について
Parents forget newborn baby in Hamburg taxi(New York Post)
https://nypost.com/
Saudi plane turns around after mother forgets baby at airport(The Guardian)
https://www.theguardian.com/international