「今こそ、映画の力。」をテーマに開幕した東京国際映画祭。28日までの9日間、六本木ヒルズや中央区の日本橋会場らで提携企画を含め約300の作品を上映。コンペティション部門には15作品が出品され、セレモニーには、枝野幸男経済産業大臣らが出席。
当日は、セレモニー開始前に、出席者や来賓がペットボトルを再生して製作したグリーンカーペットの上を通って会場入りするイベントが行われた。上戸が、濃紺ながらも、胸元がレースになっているドレスで姿を現すと、沿道や広場につめかけたファンが熱狂。『シルク・ドゥ・ソレイユ3D』は、『タイタニック』や『アバター』のジェームズ・キャメロンプロデューサーが、世界最高峰のパフォーマンス集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」の魅力を3Dカメラで撮影し、新たな魅力を引き出す。
セレモニーのステージに立った上戸は、「私はこの映画に出演しているわけではないのですけれど、今日、グリーンカーペットを歩かせていただいて、この映画がこれだけ注目されているのだなということを改めて感じさせられました」と感想を口にした。
「今回の3Dのこの映画は、まったく日本で見るようなステージとは違って、深いストーリー性にもなっていますし、アンティークな、おしゃれなカフェに遊びに来たなという感覚の音楽もたくさん流れます。色々な世代の方によって、ぜんぜん楽しみ方が変わってくるすばらしい映画」と紹介し、「皆さん、この映画を見たら、たくさんの人に、こうだったよ、ああだったよと、それぞれの感じ方でおっしゃってくださったら、うれしいなと思います」とメッセージを送った。(中村道彦)