鈴木コーチは現役時代、脚のスペシャリストとして活躍。レギュラーに定着することはなかったものの、ここ一番での代走に起用され、盗塁を成功させる。ストイックに先の塁を求める姿は「必殺仕事人」などと称され、巨人ファンから絶大な人気を誇っていた。
引退後解説者となってからも、冷静かつ穏やかな語り口で人気のあった鈴木コーチだが、家庭内では全く別人だった模様。「デイリー新潮」(新潮社)によると、結婚当初から自宅に寄り付かず、朝帰りしても妻を無視し、「このクズ」などと罵っていたとのこと。
鈴木コーチは妻を人と見ていなかったのか、胸ぐらを掴むなど暴力を日常的に振るうようになり、離婚協議へ発展。そこでも口論が絶えず、同コーチは扇風機を蹴り飛ばしたうえ、妻の顎を掴み振り回したうえ、顔にツバを吐きかけたという。男性が女性に暴力を振るったうえ顔にツバをかけるとは、最低の行為といわざるをえない。
鈴木コーチは現役引退セレモニーに妻子を招待しておらず、自身のInstagramにも妻子の姿は皆無。妻と不仲であることは、ほぼ間違いないものと見られている。一方で、暴力については本人が説明しておらず、実際にあったのか否かについては不明。仮に報道が事実ならば、「とんでもない裏の顔」を持っていたことになる。
今回の報道に野球ファンからは「こんな人間だったの?ドン引き」「妻にツバを吐くような人間がコーチでいいの?」「報道が事実なら最低の人間」など、怒りや驚きの声が。一方で、「今さらこの話題か」「不仲なのは周知の事実だった」という声も。どうやらファンの間では、鈴木コーチが妻と険悪であることは、有名だったようだ。
高橋由伸前監督が退任し、原辰徳体制で再スタートを切った巨人だが、前回女性問題で逃げるように辞任した原監督が再任されたことには未だに批判がある。また、吉村禎章一軍打撃総合コーチも不倫暴行トラブルを起こしたと一部週刊誌に報じられた過去があり、「女性へのだらしなさ」が指摘されていた。
野球と女性問題は別なのは百も承知だが、巨人は賭博やわいせつ写真の流布など、選手の不正直に事欠くことなく、「コンプライアンス遵守」も問われている状況。そのような中で、抜擢したコーチが妻の人権を脅かすような行動をとっていたことは問題と言わざるを得ず、選手に野球以外の部分を教えることができるのか、甚だ疑問である。