前走の函館記念は、前哨戦の巴賞を勝っての参戦。当地<3501>の成績も買われ、堂々の1番人気に推されました。相変わらずテンションは高めでしたが、レースは折り合って好位を追走。直線ではいったん抜け出たかに見えました。ところが内をすくった勝ち馬に一瞬のスキを突かれてハナ差2着。勝ち馬より1kg重いハンデ57kgを背負っていたこともありますが、本当に惜しい内容でした。
毎年、春から夏場にかけて調子を上げてくるタイプ。今年も例に漏れず、4月の福島民報杯を皮切りに、(1)(3)(1)(2)着と安定した走りを披露しています。オープンでもすっかりやれるメドが立ちましたし、重賞制覇もそう遠くはないはずです。
追われてから少しズブい面はありますが、いざエンジンが掛かると一流の切れ味を発揮してくれます。馬力勝負、時計勝負ともに対応できる万能タイプですし、初コースになる札幌の洋芝にも問題なく対応できそうです。
一流馬の参戦で毎年盛り上がるこのレース。相手は一気に強くなりますが、目下の充実ぶりがあれば太刀打ちできるはずです。