今回の34期、注目度№1は上和田拓海(川口)だろう。元々、ロードレース出身で、かつて選手だった阿部光雄氏が監督を務める「チームノリック」の一員だった。実力のほどは「まだまだ粗削りだけど、スピードはある。ただ、アクセルを開けすぎる等、もう少し丁寧さが欲しい」とは教官の弁。課題はあるが、34期ではトップクラスの素質を備えているとの事。
その上和田と共に同期をリードしてきたのが野本佳章(伊勢崎)。教官は「バイクに対しても、整備に関しても感性がいいし、抜群に器用。ただ、身体が大きく、体重もあるのが難点かな」との事。この2人が他の同期を大きくリードしているようだ。
そして、女子はどうか?
「松尾彩(山陽)がいいですよ。バイク出身者ではないが、いいスピードがある。また、本田仁恵もドッシリ乗っているし、養成所では養成後半に伸びてきた。大柄なので、女子には珍しいが、力強い乗り方をしていて乗車フォームがいいですね」との事。
後に配属先での師匠との実地訓練で急成長する候補生も少なくないようで、今後もしっかりと取材していきたい。