「最初に彼と出会ったのは、飲み会でした。第一印象が良かったので帰り際、連絡先を交換することになったのですが、私が使っているメッセージアプリはやっていないと言われたんですね。今や誰もが使っているアプリなので、『なんでやってないの?』と聞いてみると、『そのアプリは海外の会社が作ってるから使いたくない』みたいなことを言われたんですよ。なので、マイナーなアプリをわざわざダウンロードさせられて、連絡先を交換しました」
その時は、特になんとも思わなかったという華さん。しかし、交際を開始して以降、一緒にいることが段々と苦痛になっていったという。
「付き合うようになってから、同じ時間を過ごすことが増えたのですが、例えば一緒にテレビを見ていて、海外のニュースが映し出された時のこと。彼は差別用語を使いながら、やっぱどこどこの国はダメだなとか、ずっと言ってるんです。一番嫌だったのは、外で周りに人がいる時でも、平気でそういう言葉を使うのはドン引きしました。私も日本は好きですけど、彼のあまりに過剰な反応を間近で見ていると、“もうわかったから……”という気持ちになり、かなり疲れましたね」
一緒にいても楽しくないと感じ始めた華さんは、その後、別れを切り出したという。