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千葉神社 探訪レポート

 千葉神社とは長保2年(西暦1000年)に開山された由緒のある神社である。元々は千葉氏の守護神である妙見菩薩を本尊として寺院として建立され、源頼朝や徳川家康なども参拝して武具や書を奉納している。明治になり神仏分離により神社となり、本尊も祭神と変更されている。
 主祭神は北辰妙見尊星王、経津主神、日本武尊の三神である。厄除開運・八方除・身上安全の守護神である妙見様の本宮として全国から信仰を集めている。

 千葉神社はJR千葉駅から徒歩で20分ほどの場所にある。広い国道に面して鳥居が立てられており、右手に社殿が建てられている。全体的にはこじんまりとした印象を受ける。
 太平洋戦争末期の1945年7月7日に受けた大空襲によって、神社のほとんどが灰燼に帰し、その後1954年に木製の本殿が再建されたが、1990年に新たに重層社殿が建立され現在に至る。その際、木製の本殿は西側に移築され、祈祷殿として合格祈願の祈祷が行われている。
 平成2年に建立された社殿は、白に朱色が目立つまだ新しい建物である。大きな賽銭箱の両脇に様々なおみくじが置かれていた。参拝を終えて、社殿と対面する側には平成12年に建てられた楼門と社殿が一緒になった尊星殿があり、中央の福徳殿は八角形になっており、生まれた干支別に拝殿が八角形に分かれているので、その造形は実に不思議な感じがする。
 その東の日天楼には中央に、陽明柱と呼ばれる柱があり、それに触れると心が活性化すると言われ、西側にある月天楼の中央にある光輝柱に触れると、身体を浄化させ、延命効果があると言われている。その上階は開運殿と呼ばれ、福徳殿の御分霊を配していることから、指定された日に特別祈祷者のみしか、入ることが出来ないと言う。
 また末社と呼ばれる幾つもの祠が、並んで建っている光景も新鮮に映る。そこも参拝したい。
 古い歴史と新しい空間が混ざったような千葉神社であるが、神社が好きな方なら、是非参拝することをお勧めしたい。

(藤原真)

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