さて、今週は「第57回ニューイヤーカップ(SIII)」が浦和競馬場でおこなわれます。3歳になりたて、人間でいえばまだ15歳くらいのヤングメン達が春のクラシックに向けて激突する一戦。成長著しいこの時期、何が勝ってもおかしくない戦国レースに注目!
本命は新星パンパカパーティ。気性が良く、折り合いがピタリとつく北海道育ちの純朴ボーイが浦和に移って大活躍の2連勝を飾っています。純朴といえば芸能界にもいますね。その人物は純朴な優しい役が板に付く男・福士蒼汰です。昨年は「スターマン・この星の恋」で優しく不思議な男・星男役を、あまちゃんでは純朴な種市先輩役と、純朴な役柄で大活躍をし、只今人気・実力ともに急上昇中。地方競馬界の福士蒼汰ことパンパカパーティも実力はあり、あとは人気を不動のものにするために重賞制覇といきたいところでの今回。もともとレベルの高い道営の重賞・栄冠賞で2着に入る力があり、移籍後の2連勝も圧巻の走り。前々走は1秒7差という着差がその強さを物語っていますが、前走 も直線はほとんど追わずの0秒7差と力の違いを見せつけました。浦和競馬場では馬自身どこが勝負どころか分かっているかのように、ここ2戦ほぼ同じ場所で手前を変えており相性抜群の条件。過去10年で1度も浦和所属馬の勝利がないだけに、本馬がその悔しさを晴らしてくれることでしょう。
相手本線はエイシンホクトセイ。こちらもレベルの高い道営からの移籍馬となりますが、ここ2戦は現3歳世代ダートチャンピオンに君臨している宿敵ハッピースプリントに敗れてのもので、今回宿敵さえいなければ勝ち負けをと力が入るところ。前からでも後ろからでも競馬ができ、どんな展開になっても対応出来る強みがあり、且つ例年1頭は外枠が馬券に絡んでいるだけにここは狙いたい。
▲はブラックヘブン。出走馬中唯一の重賞勝ち馬で、前走は敗れはしたものの4コーナーで窮屈になる場面がありながら道営、中央の代表馬を相手に7着と善戦しました。重賞を勝っているだけに力があるのはもちろんですが、本来大井のような広い競馬場が得意のタイプで、その分少し割り引いて▲までとします。
△は今度こその倍返しを狙う半沢直樹ことジュリエットレター。前回倍返しを誓ったハイセイコー記念では、直線一旦抜け出すと思いきや、勝ち馬のブラックヘブンと併せ馬になっていたため手前が変えられず、右手前のまま走り失速し3着に敗れました。スムーズに手前が変えられればとも思いましたが、飛節が伸びないタイプの走り方で距離がぎりぎりだった可能性もあり、同距離の1600m戦では△まで。
◎(3)パンパカパーティ
○(10)エイシンホクトセイ
▲(8)ブラックヘブン
△(4)ジュリエットレター
買い目
[馬単]4点
(3)⇔(10)(8)
[3連単]4点
(3)→(10)(8)→(10)(8)(4)
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。