白子神社は永承3年(1048年)に建立された。主祭神として大国主大神を祭っている。
また、大治元年(1126年)には白子海岸の南方沖に、白蛇が白亀の甲羅にわだかまった霊獣が出現した。この吉端により出現したのが玄武と呼ばれるもので、玄武は本来黒色をしていると言われるが、神の使いの為に白い姿で出現したと言われている。
この神社では白蛇様、南白亀(なばき)様と言ってこれらを神の使いとして祭っている。白子神社の名称もこれら御眷属から取られたと言われている。
訪問したのはある晴れた日の午前中であった。白子町役場の裏側の道に白子神社と大きな看板があり、すぐに白子神社に行くことが出来た。この神社はパワースポットとしても有名な神社で、縁結びに効果があると言われている。
鳥居の奥に白子神社は安らかな赴きで佇んでいた。良く整頓された参道から拝殿まではすぐの距離ではあるが、その小さな規模からは信じられない心地よいパワーを感じることが出来た。流造りの社殿は、宝暦12年(1762年)に完成したものだと言われている。
白蛇を祭っているということでも有名な白子神社には、人を穏やかにする力が宿っているように感じられた。境内には桜の木が多く植えられており、春には桜の美しい名所としても知られている。
白子神社から穏やかな気を貰って帰路に着く途中、前方を走っていた古いワゴン型の自動車のエンジンがいきなり止まって、坂道をこちらに向かって後進してきたという場面に遭遇したが、難なく対応することが出来た。
縁結びに絶大な効果があるという白子神社、婚活にいそしむ男女も是非参拝することをお勧めする。
(藤原真)