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JR東日本でまた車掌の乗り遅れで区間運休 乗客800人に影響

 JR東日本・川越線の指扇駅(埼玉県さいたま市西区宝来)で、車掌が乗務すべき電車に乗り遅れ、電車は区間運休し、乗客が乗れなくなるトラブルがあった。

 6月30日午前6時50分頃、指扇駅始発、新木場行きの上り普通電車(10両編成)に、乗務すべき20代の車掌が乗っていないことに運転士が気付いた。

 車掌が不在であるため、電車は指扇駅から3つ目の大宮駅まで乗客を乗せずに走らせ、大宮駅からは別の車掌が乗務して運転を再開した。

 このため、指扇駅〜日進駅間で乗る予定だった乗客は、この電車に乗ることができず、後続の電車に乗らざるを得なくなった。その数は約800人。

 同社の大宮支社によると、車掌は同県川越市の車両基地から電車に乗る予定になっていたが、間違えて乗り遅れたという。車掌は「勘違いしていた」と話しているという。

 同社は「今後このようなことがないよう、社員教育を徹底して安定輸送に努めたい」とコメントしている。

 5月8日、同社では常磐線・綾瀬駅(東京都足立区)で、下り取手行き普通電車に、20代の車掌が勘違いして乗務できず、運転士がそれに気付かずに発車。綾瀬駅から、3駅先の松戸駅まで、急きょ「回送」扱いで走行し、乗客計約140人が乗車できないトラブルがあったばかり。

 前回は下り電車だったため、被害を受けた乗客は少なかったが、今回は上り電車とあって、約800人もの乗客が影響を受けた。これが原因で、仕事や学校に遅刻した人がいたら、はた迷惑な話。

 両件とも、ミスの原因は車掌の勘違いという初歩的なもの。こんなことで、電車を区間運休するのはやめてもらいたいものだ。
(蔵元英二)

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