「君の名は。」は週末2日間で36万人を動員、興収4億7600万円をあげV9を達成し、累計興収は164億1000円を突破した。邦画・洋画を合わせた国内歴代興収ランキングの第9位、アニメでは現在第5位という成績で、200億円突破へ向け引き続き好調を維持している。今週末は、14年に「アナと雪の女王」(最終興収255億円)が記録した10週連続1位の記録に挑む。
2位は山田孝之主演の人気シリーズの最終章「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」が、全国184スクリーンで公開され、オープニング2日間で9万9000人を動員、興収1億4100万円をあげた。
3位は「桐島、部活やめるってよ」の原作者として知られる朝井リョウの直木賞受賞作を映画化した「何者」。主演の佐藤健、有村架純ら豪華キャストをそろえているだけに上位をキープしている。
4位は人気SFシリーズをJ・J・エイブラムスの手によりリブートした新シリーズの3作目「スター・トレック BEYOND」が初登場した。
5位も初登場で、「ウッチャンナンチャン」の内村光良が3年ぶりに監督を手がけたコメディドラマ「金メダル男」。全国210スクリーンで公開され、オープニング2日間で動員8万3682人、興収1億0579万0800円をあげた。
「夏の公開作品はいずれもかなり好調な動員だったが、この時期の公開作は『君の名は。』以外は客足が伸び悩んでいる状態。同作がこのままどこまで連続首位獲得記録を伸ばすかが注目される。年内いっぱいは公開される見込みだが、トップ10内はキープし続けるだろう」(映画ライター)
28日は世界的ヒット作「ダ・ヴィンチ・コード」、「天使と悪魔」に続くシリーズ最新作「インフェルノ」、29日は大ヒットシリーズの最新作「デスノート Light up the NEW world」、宮沢りえの主演作「湯を沸かすほどの熱い愛」などが公開される。