橋下氏は「週刊新潮」編集部から来た取材依頼を公表。それによると同誌は、29日に同氏がtwitterで「親が公人でも子供の権利は最大限尊重され配慮されるべき」とツイートした件と、昨年7月に「感動大阪大賞」をJリーグG大阪の日本代表MF遠藤保仁に贈呈する際、3人の子供を知事室で遠藤に引き合わせ「僕の子供は一般家庭の子供とは違う制限を受けている。個人ではなく政治家のファミリーとして見てほしい」と発言したことは矛盾していると指摘、同氏の回答を求めたという。
対する橋下氏は「父親の職場に子供を連れてくることがそれほど非難されることなのか?」「知事の子供はあらゆる権利を放棄しなければならないのか?」などと反論。「週刊誌の記者ってそんなに偉いんでしょうか?」「民主主義を語る前に社会常識を身に付けろと言いたい」と憤慨していた。
橋下氏の怒りは、同誌編集部の担当者の名前や直通電話番号までツイッターに記載するほどだったが、前出のマスコミ関係者は「ここまで反応してしまうのは、弁護士らしくないやり方ですね。ツイート見ている第三者にも、いい印象を与えない。特に『携帯電話番号の記載もありましたがこれは伏せます』というツイートは、捉え方にもよりますが“脅し”ともとれないこともない。これでは週刊誌側に揚げ足を取られかねないですね」と手厳しい。
橋下氏の記事を掲載した今週発売の「週刊新潮」や「週刊文春」は、関西圏で売り切れ店が続出しているという。増刷も視野に入ってくるところへきての同氏の反応で、週刊誌側は“してやったり”というところで、余計に記事にチカラも入ろうというもの。橋下氏は大阪市長選の告示を控えて、ツイッター発言をもう少し練り直さなければならないのではないか。(画像は橋下氏のtwitterから)