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【DeNA】『GET THE FLAG! SERIES』は負け越し…痛いロペスの再離脱

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ラミレスとロペス

☆通算2勝4敗・負け越し2

 交流戦明け後、初の本拠地での6月26日から7月1日の6連戦。『GET THE FLAG! SERIES』と銘打たれ、1998年の優勝当時のユニフォームで戦った。V選手OBらのイベントもあり、華やかなムードのなか、一気に波に乗りたいところだった。

 まずは苦手阪神との対戦。ここまで2勝5敗と分が悪く、横浜スタジアムではまだ勝ち星がない。初戦はここまで3戦3敗のメッセンジャーに打線が沈黙。6回2/3までノーヒットピッチングを見せたバリオスを見殺しにし0-4で敗戦。2戦目は先発飯塚が初回と4回に3点を献上。打線は3回に久々に5点を取りビッグイニングを作ったが、終盤3回で10点を取られ6-16の大敗を喫した。3戦目は先発今永が7回を2失点のHQSを見せ試合を作ったが、2-2の同点で迎えた9回、守護神山崎康晃が自らのエラーで失点し万事休す。2ー3で惜敗した。

 続く週末の広島戦。ここまで2勝4敗1引き分けだが、阪神と同じく横浜スタジアムでは勝ち星がない。初戦は石田が先発したが、4回までに4失点と序盤はリズムを作れなかったが、なんとか7回まで投げ切った。打線はこの日から復帰したロペスが4回にホームランを放ち、8回には神里が同点ホームラン。9回に佐野のサヨナラヒットで5-4の劇的勝利を収めた。2戦目は東が6回を1失点の粘りの投球を見せると、好投の野村から筒香のツーランホームランで逆転。この1点をリリーフ陣が守り切り、2ー1で勝利した。3戦目は先発浜口が大乱調。3回に6四球、内5連続四球で4連続押し出しと大荒れ。打線も筒香のソロホームランのみで1-15の大敗を喫した。

☆大きいロペスの存在感

 この6連戦で勝利した2試合は、右足故障から復帰したロペスが5番に入り、初戦はホームラン、次戦もヒットを放ち、さすがの存在感を示した。しかし、走塁の際に故障が再発してしまったようで、オールスター選出の絡みも相まって1日に登録抹消。打撃面だけでなく、守備力での貢献度も高く、そして外国人ながら、チームのムードメーカー的な存在であるロペスの再離脱は本当に痛い。

☆踏ん張って欲しい9連戦

 3日からオールスターまで9連戦が待っている。ロペス抜きの若いベイスターズ打線に、相手ピッチャーも、筒香、宮崎に厳しいマークをする組み立てで戦略を練る事が出来てしまい、得点力不足の心配が付き纏う。ここは調子の上がってきたキャプテン筒香の爆発と、29日のような若手の活躍に期待したい。

ファームでは1日、井納がノーヒットノーランを記録した。今までリリーフ陣の踏ん張りで星を拾ってきたチームにグッドニュースが届いた。ウィーランドも上がって来ると予想される。徐々にイニングを食えるようになってきた今永や、石田、バリオスらの先発陣の奮起にも期待だ。

観客動員数は昨年よりも1試合早く100万人を突破した。OBの鈴木氏が「毎日日本シリーズのような観客数」と表したように、満員が当たり前になっている。ファンの熱狂を冷まさぬように、いい形での前半戦の締めくくりを見せて欲しい。

取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘

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