☆新潟11R「関屋記念」(芝1600メートル)
◎7マジックタイム
○17ヤングマンパワー
▲11ロサギガンティア
△4ピークトラム、6ケントオー
強い女、マジックタイムに期待。真骨頂は2走前のダービー卿CT。ハンデ53キロは恵まれたとはいえ、GI2勝馬のロゴタイプ(この後、安田記念優勝)を撃破。悲願の重賞初制覇を達成したように、競走馬として完成の域に近づいたとなればチャンスは十分ある。続くヴィクトリアマイルはスタートで安目を売り、流れに乗れず6着に終わっているが0秒6差なら悲観することはない。走破タイム1分32秒1は安田記念より0秒9も速く、牝馬陣の層の厚さと、レベルの高さを物語る結果といえる。新潟は初勝利を飾った最高の舞台でここまで<2100>(いずれも1600メートル)と、パーフェクト連対を記録している。乗り替わりもルメール騎手なら全く心配無用だし、勝利のマジックを披露してくれるはず。相手は、ヤングマンパワー。条件戦とはいえ、多摩Sはトップハンデ58キロを背負って圧巻のパフォーマンス。3歳の昨年(3着)とは別馬のように力を付けており好勝負必至。
☆新潟10R「豊栄特別」(芝1400メートル)
◎9エスティタート
○4ドーヴァー
▲18ロワアブソリュー
△10メンデンホール、15ワンスインナムーン
休み明け2戦目で走り頃の、エスティタートをイチ押し。その前走は成長分があったとはいえ、18キロ増はやはり重かった。着差も0秒9なら巻き返しは十分可能だろう。<2102>と、まだ底が割れていない3歳馬でプラスアルファは測り知れないし、ベストの1400メートル(全2勝)なら期待できる。遅れてきた大物、ドーヴァーが相手になる。新馬→ひいらぎ賞を連勝した底力をいきなり見せつけるシーンがありそう。
☆札幌11R「エルムステークス」(ダ1700メートル)
◎11モンドクラッセ
○5ロワジャルダン
▲12クリノスターオー
△3ジェベルムーサ、10ショウナンアポロン
前哨戦の大沼Sを1分41秒7と驚異のレコードで圧勝(0秒5差)、勢いに乗る快速馬のモンドクラッセが待望の初重賞制覇を達成する。この馬の凄さは、ここまで5戦5勝(うち札幌3勝)と負けなしで来ているメンバー屈指の距離適性。馬が勝つコツ(ペース配分)を知らなければこんな芸当はできないだろう。約2か月間英気を養い、ほぼ万全と言える出走態勢が整っている以上、期待して大丈夫。相手は、ロワジャルダン。馬体の立て直しに成功したとなれば、みやこS(初重賞制覇)で魅せた差し脚を炸裂させるシーンも。
☆小倉11R「博多ステークス」(芝2000メートル)
◎6バンドワゴン
○7ベルラップ
▲8アスカビレン
△2メイショウコルノ、9アカネイロ
完全復活した素質馬の、バンドワゴンでもう一丁。その長久手特別は休み明けもなんのその、初のマイル戦をワンサイドで逃げ切り大いに面目を施している。もともと、きさらぎ賞をクビ差2着してクラシック候補に挙がった逸材。この後、脚部不安を発症し2年間の戦線離脱を余儀なくされたが、無事にきていればとっくの昔に重賞勝ちしていたに違いない。これほどの馬に昇級の壁など皆無に等しく、ここはあくまで通過点に過ぎない。2000メートルに延びて一段と信頼度を増している。相手は、重賞ウィナーのベルラップ。5か月間のブランクと、トップハンデ57.5キロの条件下でも怖い。
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。