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TOKIO山口“書類送検”で蘇る、山下智久“書類送付”事件…ジャニーズ忖度が弱まった?

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 TOKIOの山口達也が自宅マンションで女子高生に無理矢理キスをするなどして、警視庁に強制わいせつ容疑で書類送検されていたことが25日、発覚した。

 NHKが第一報を報じてから、各局も続々とこの不祥事を報道しているものの、報道各社は山口達也を“山口メンバー”と呼称。ネット上では「違和感がある」などの批判の声が多く寄せられている。

 山口は現在、書類送検という段階。人権に配慮するために、報道各局が取り決めた呼称のルールにのっとり、逮捕や指名手配を受けているわけではないため「容疑者」という呼称を使えず、呼び捨てを避けるために「メンバー」という呼称を使用しているのだという。

 しかし、「メンバー」呼称で思い出されるのは、2001年に当時SMAPだった稲垣吾郎が道路交通法違反と公務執行妨害、傷害容疑で逮捕された事件。その際は逮捕されているが、マスコミ各局は稲垣を“稲垣メンバー”と呼称し、ジャニーズ事務所とマスコミの癒着具合をうかがわせていた。

 さらには2014年、山下智久が錦戸亮、元ジャニーズの赤西仁と六本木で過ごしていた際、路上で女性と口論に。女性がその様子を撮影していたとして山下が携帯電話を持ち去り、その後使用不能にしたとして器物破損の疑いで書類送検された。

 その事件が報じられる際、山下智久は“山下メンバー”ではなく、“山下智久さん”呼びに。また、書類送検どころか、山下の場合は「捜査書類を送付」という奇妙な言い回しが使われ、さらに報道では、錦戸亮、赤西仁の名前は出されず、「歌手仲間2人」と表記されていた。

 ネット上からは「偏向報道では?」「印象操作に聞こえる」といった声が多数集まっていたものの、山下が起訴されなかったこともあり、「山下さんが被害届を出された件について謝罪した」と報道したマスメディアもあった。

 刑事事件でも大事にせず、多少の不祥事ならばもみ消すことでも有名だったジャニーズ事務所だが、SMAP解散騒動をきっかけに、ジャニーズ神話は崩壊し始めたのではと噂されていた矢先に起こった今回の事件。

 今回の山口の容疑では”山口メンバー”表記こそあるものの、「捜査書類を送付」といった言い回しは使われず。こうした細かな報道の仕方に、マスコミのジャニーズ事務所への忖度具合の弱まりが見えているのかも知れない――。

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