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芸能界10大ニュース その10 古舘キャスター降板でテレビにとって“不用品”になりそうなジャーナリズム

 クリスマスイブ、テレビ界に衝撃が走った。

 テレビ朝日がニュース番組「報道ステーション」の古舘伊知郎キャスターが来年3月31日の放送をもって降板することを発表したのだ。

 同局によると、古舘キャスターから「現在の契約が終了する来年3月いっぱいで出演を終了したい」と申し入れがあり、テレ朝側は契約更新を打診して慰留したという。しかし、最終的に「新しいジャンルに挑戦したい」という本人の意思を尊重し降板を了承。番組は来年4月以降も継続するため、古舘氏の後任など出演者については現在調整中だという。

 古舘キャスターは同日夕方、同局で会見。同局の“夜の顔”を11年9か月務めてきた古舘キャスターは実は2年前に降板を申し出ていたそうで、「10年を区切りとして別の挑戦をしたいとお願いをしたが『契約はあと2年あるから頑張ってよ』と言われ、頑張ってきた」というが、その時点の心境を「やってみたらものすごく不自由な10年間だった。綱渡り状態でやってきた」と振り返った。

 今後については、「しゃべり倒したい。12年間の鬱憤がたまっている」と意気込み。後任に話題が及ぶと、「堅いジャーナリストの方にやっていただくという線もあるでしょうし、僕と同じアナウンサー系もあるでしょう。名前が残る以上はきちっとやってくれる、あまり問題発言しない方がいい」と自虐を交じりに話した。

 「今年3月、コメンテーターとして番組に出演した元経済産業省官僚の古賀茂明氏が自身の降板をめぐって菅義偉官房長官や官邸などを批判。もともと、政権に対して批判的だったが、決して官邸サイドは認めないが、この1件で官邸からのかなりの圧力があったのは周知の事実。そんな状況でキャスターを続けていることに対して古舘氏はガマンの限界が来てしまったのだろう」(放送担当記者)

 古舘キャスターの降板発表から一夜明けた25日、今度は一部でTBS系「NEWS23」のキャスターを務める、岸井成格毎日新聞特別編集委員も来年3月で降板することが報じられた。

 「岸井氏といえば、番組内で『メディアとしても(安保関連法案の)廃案に向けて声をずっと上げるべきだと私は思います』と発言し官邸の“ブラックリスト”に入った。長期政権を築いた安倍政権だけに、反政権寄りの発言をすればどんどん“粛清”されることが明らかになった今、テレビにジャーナリズムは必要なくなってしまったようだ」(全国紙政治担当記者)

 古舘・岸井両キャスターの後任者には、“当たり障りのない”しかるべき人物が選ばれそうだ。

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