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「ブスだって言ってた俺が…」アンチもひれ伏す大変貌? 指原が“輝いた女性”受賞、“ヘタレ”から男女の支持を得るまでの軌跡

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指原莉乃

 各分野で圧倒的な活躍を見せた女性に贈られる「VOGUE JAPAN Women of the Year2019」の受賞者が20日、ファッション誌『VOGUE JAPAN』の公式サイト上で発表された。片づけコンサルタントの“こんまり”こと近藤麻理恵氏やプロゴルファーの渋野日向子などの9名の受賞者の中に、タレントの指原莉乃も含まれていることが発表されている。

 指原と言えば、『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)のMCを務めるなど、週に6本のレギュラー番組を持つ売れっ子タレント。準レギュラーで出演している『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、松本人志との軽快なトークを見せつつも、忖度しない的確なコメント力で多くの人から称賛を受けている。

 指原は、2007年にAKB48でデビュー以降、何をやってもうまくいかないヘタレキャラが定着。いじられキャラとして世間に認知され始めると、プロデューサー・秋元康氏からの「指原推し」もあり、2013年6月にはセンターに抜擢されるなど徐々に活躍の場を広げていった。HKT48移籍後も前人未到の選抜総選挙3連覇を達成するなど輝かしい功績を残した。

 テレビなどの露出が多くなり、知名度は上がっていったが、その一方で、指原の“ブスキャラ”や、何かを演じているような“嘘っぽいキャラクター”が鼻につくというアンチは根強く存在した。

 しかし、アイドルとして他を寄せ付けない圧倒的なトーク力や、バラエティでの目覚ましい活躍もあり、アンチは少しずつ見方を変えていく。指原の容姿を批判していたアンチは、「努力している」「綺麗になった」と認めるようになっていった。おぎやはぎの小木博明も、4月30日に放送された「ゆく時代くる時代〜平成最後の日スペシャル」(NHK)に出演した指原を見て、新人のかわいいタレントが抜擢されたと勘違いし、慌ててネットで検索してしまったと明かしている。「『ブスだ、ブスだ』って言ってた俺が、調べたよ。かわいい子だなと思って」と指原の変貌を讃えている。

 どこか嘘っぽいキャラクター感が否めなかった部分も、バラエティ番組やトーク番組で飾らない部分が見えてくるようになると、指原に共感する女性のファン層も増えていった。

 最近では、指原がスタジオMCを務めた恋愛リアリティーショー『バチェラー・ジャパン シーズン3』(Amazon Prime Video)では、波乱を呼んだ結末に「めちゃくちゃ胸糞悪い!」と視聴者に寄り添って正直な感想を言うなど、女性層の共感を得た。この発言に、ネットでは「指原が沢山の視聴者の気持ちを代弁してくれて救われた」「指原苦手だったんですが、キレッキレの洞察力に好感度上がっちゃいました!」という、指原を支持する声が多く寄せられた。

 このようにして、「アイドル指原莉乃」以外のファン獲得に成功。ツイッターでは、セルフメイクの解説やプロデュースしているカラーコンタクトの情報など、ファッション関係のツイートが好評で新たなファンを掴んでいる。2017年からは、イコールラブ(=LOVE)というアイドルグループのプロデュースを開始。また、2019年からは、イコールラブの妹分としてノットイコールミー(≠ME)プロデュースを開始するなど力を入れている。

 新規のファン層獲得と、アイドル界ともつながりを持ち続ける姿勢が指原の絶大な人気の理由の一つとなっているようだ。圧倒的なバラエティ力を持ち、自己プロデュースに成功した指原。今度はアイドルのプロデュースやオリジナルグッズも成功させ、更に活躍の場を広げていくのか、注目が集まる。

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