みなさん、お元気ですか。アベコーこと阿部幸太郎です。
阪神ではいよいよ菊花賞トライアルの「神戸新聞杯」が行われます。過去5年連続してダービー直行組が優勝。2着も3頭。そのダービーで圧倒的人気だったフサイチホウオー。馬体の成長をアピールする安藤勝騎手。対する皐月賞馬のヴィクトリーは、精神面での成長を音無師が力説。ダービー2着のアサクサキングスは再び逃げの手か。そして切れ者ドリームジャーニーは武豊騎手と新コンビを結成。それぞれが目標とする大きな舞台を控えて、どんなドラマが生まれるのか、興奮を抑え切れません。
さて、中山では「オールカマー」です。馬インフルエンザによる牧場とトレセンの移動禁止は、牧場で静養していた馬にとり、スケジュールの変更を余儀なくされる不慮の事態。そのため、トウショウナイトが回避。春の天皇賞以来となるネヴァブションは、大丈夫でしょうか。
過去5年、エアエミネムとホオキパウェーブの優勝馬は、札幌記念からの組。昨年は札幌日経賞を使ったコスモバルクが2着。これらを踏まえて考えると、結論はこの馬です。
エリモハリアー。函館記念を奇跡の3連覇。一見、函館専用の馬に見られがちですが、一昨年の朝日チャレンジCで首差2着。毎日王冠ではダイワメジャーと1馬身ちょっとの差。当時のラスト3Fが33秒4。中央の舞台でも問題がないことを実証しています。唯一、ハッキリしていることが、全9勝は6月から10月にかけて稼ぎ出していること。寒期はまるでだめなのです。それゆえ暑い時期は大歓迎。残暑が続く今年は願ってもない条件。4年前の勝ち馬エアエミネムは、函館記念→札幌記念のステップ。エリモハリアーもそれと同様の臨戦過程。さらに、驚いたのは中2週のローテーションで<2311>と、無類の強さをみせていることです。
AJCCや日経賞のように、早めに動くマツリダゴッホ。これをピタリと射程圏に入れて、直線一気の差し切りです。
相手は叩いたマツリダゴッホと、逃げるシルクネクサスの札幌組。