「AKB枠が3組、ジャニーズが5組、初出場組には人気アニメ『進撃の巨人』のオープニング主題歌を手掛けた音楽プロジェクト『Linked Horizon』のほか、人気ロックバンドのサカナクション、岩手在住の民謡歌手の福田こうへいと、若者を重視しつつも全方位をターゲットにした人選をしている」(スポーツ紙記者)
NHKの紅白への意気込みがうかがえる人選といえそうだが、その背景には近年の年間視聴率ランキングの不振がある。1位が至上命題ともいえる紅白だが、実は過去5年で3回しかトップを取れていない。
過去のデータをみると、2009年のトップ3は(1)プロボクシング内藤大助VS亀田興毅(2)紅白(後半)(3)ワールドベースボールクラシック日本VS韓国、10年は(1)サッカーW杯日本VSパラグアイ(2)サッカーW杯日本VSカメルーン(3)サッカーW杯日本VSオランダ、11年は(1)紅白(後半)(2)家政婦のミタ(3)紅白(前半)、11年は(1)紅白(後半)(2)サッカーW杯アジア予選日本VSオーストラリア(3)紅白(前半)となっている。
「スポーツに負けるのはしょうがないとして、11年はドラマ『家政婦のミタ』40.0%に対し紅白は41.6%とギリギリの勝利だった。今年は『半沢直樹』が最終回に42.2%を記録しており、高い壁となっている。小泉今日子が出場者に名を連ねなかっただけに、今後報道されるであろう“あまちゃんコーナー”の内容、さらには審査員の顔ぶれに注目ですが、今回の出場メンバーで『半沢』に勝てるかどうか見ものです」(同)
さて、今年の紅白は年間視聴率1位を取れるのだろうか。