キング・オブ・ザ・ケージのライト級チャンピオンのトニー・ハービーと対戦した五味。序盤からグラウンドに持ち込み、パウンドを放ってペースを握っていく。
3Rに入ると、猛ラッシュを仕掛ける。マウントポジションからパンチを連打し、わき腹にヒザ蹴り、防御一辺倒のハービーの左腕をキャッチすると腕十字にいってギブアップを狙ったが、捕まえることはできなかった。
ここでスタミナを使い果たしたのか、その後は決めてに欠き、時間切れに終わった。
判定3-0で勝利したものの、五味は苦笑い。「ありがとうございます。変にがんばっちゃいました」といいながら、突然「オレ、大みそか魔裟斗と無理だな」。完勝すれば、UFC参戦も視野に入れていたが、この日はそのことに触れることなく、会場を後にした。