▽14日 ZOZOマリンスタジアム 観衆4,601人
千葉ロッテ 4-5 オリックス
ロッテの先発は新外国人左腕のオルモス。前回登板した7日の巨人戦では、3回を投げて、79球、5安打、4四死球、8失点と散々な結果だった。開幕ローテをかけて臨んだ今回の登板だが、3回まで初回に吉田正を四球に出しただけで、ノーヒットピッチングと好調だった。しかし4回、1死から吉田正にまたもや四球を与えると、中島、武田に連打を浴びて1死満塁に。続く安達に四球を与えてしまい先制を許してしまう。オルモスは4回をこの1点で抑えると、マウンドを降りた。4回、49球、2安打、3四球、1失点。前回の登板よりは改善されていたが、今回も制球難からの失点だっただけに、今後の課題になりそうだ。
打線は5回まで毎回安打も、オリックスの先発アルバースに打ち取られてしまう。しかし、6回から登板した2番手山本から、鈴木、ドミンゲス、菅野が3連打で1点をあげると、荻野貴の2点タイムリーで、この回3得点で一気に逆転。7回にはオリックスに2点取られたが、その裏にオリックスのバッテリーミスもあり、ランナーを3塁に進めると安田が犠牲フライを放ち同点に追いついた。しかし、投手陣が踏ん張れず、8回にオリックスに決勝点を取られ敗れた。
試合後、井口監督は「(オルモスは)良かったんだか、悪かったんだがよくわからない(笑)。きょうはボール球をみんな振ってくれたんで、助かった投球になったと思う。もう1回(登板機会が)あると思います。(2回を2失点の藤岡について)まだまだ本来のストレートが来てない。つまらないサインプレーミスだったり、ああいうところがしっかりしてない限り、ローテで回るのは難しいんじゃないかな。失敗が許されない立場ですから。(猛打賞の荻野貴について)大事なところでちゃんと打ってくれてますし、1年間怪我をせずにここを打ってくれれば、チームとしては助かりますね。彼は盗塁王も目指してますから。安田も球が速いピッチャーからしっかり打ち負けないように打ってくれたので、室内で速い球をバンバン打ってますからね。結果が出てきてるんだと思います。チーム全体としてはもっともっと走ってほしいですね」と投手陣への苦言を交えながらも、チームへの期待を込めて試合を振り返っていた。
ロッテの次戦は16日に日本ハムと対戦(ZOZOマリン)する。
取材・文 / 増田晋侍
写真 / 舩橋諄