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一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(1/21) 若駒S・アレキサンドライトS

◆京都9R 若駒S

◎ゼロス
○ワールドエース

 毎年、クラシック路線の注目レースとなる若駒Sだが、今年は競走成立ギリギリの5頭立て。馬券的な面白味は一気に失せたが、池江厩舎の数多いる素質馬の一頭ワールードエースの2戦目だけに見逃すわけにもいくまい。1800mのデビュー戦は、前半は全く無理をさせずに中団で流れに乗り、レースが動き始めた3角から外を回って徐々に進出。直線では、追われてフラつく馬が何頭かいる中、真一文字に伸びて着差以上の完勝劇だった。おそらく強力な対抗馬不在のここでは一本人気になるだろう。どんなレースをするか、注目はソコだけで馬券を買って愉しむような性格のレースではない。けれど、1点だけ買うとすれば、ハナへ行くようになってから未勝利、500万を連勝中のゼロス→ワールド。ゼロスのペース配分次第では、掴まえ切れない可能性がある。

【馬単】(3)→(2)

◆中山11R アレキサンドライトS

◎スエズ
○ゴールデンチケット
▲ダートムーア
△グリッターウイング
△コスタパルメーラ

 確たる逃げ馬不在のこのレース。いつも前で競馬するコスタパルメーラかマイネルオベリスクがハナへ行くようなら平均ペースが予想される。好位でレースを運ぶ人気馬にはもってこいの展開になりそうだ。近走、安定した競馬を続けているゴールデンチケットが、今回も好位でソツなつ乗って馬券圏内に入ってくる可能性が高い。それでも、背負い慣れている57キロから1キロ増の58キロは微妙。終い甘くなって混戦のゴール前で何かに差される、そんなシーンも容易に目に浮かぶ。そこで、◎はデキの良さが目立つ関西馬スエズ。筋肉が盛り上がり、ダート馬らしく重量感満点の馬体。冬場ながら毛艶もよく調子は間違いなく良好だ。他では、牝馬ながらダートに高い適性を見せるダートムーア。昨秋以来でも休養効果の感じられる上々の仕上げで、初戦から、の雰囲気だ。以下、グリッターウイングとコスタパルメーラを抑えに。

【馬連】流し(12)軸(2)(4)(8)(11)
【3連単】フォーメーション(12)→(4)(8)→(2)(4)(8)(11)

<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。

※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。

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