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男と女の官能事件簿 大阪連続女性監禁事件(3)

 父親の会社がバブル崩壊によって倒産し、失業状態となった森田篤志(42)だが、その後は定職にもつかず、かろうじて残った父所有のマンションの管理人として生活していた。

 さて、事件が発覚する2年前の2004年3月、森田の住む部屋からやはり衰弱した29歳の女性が保護され、病院に搬送されたものの死亡した事件が起きていた。
 ところが、この時にも不審な点はいくつもあったものの、女性が浴室で発見され、死因が「凍死」とされたために事件として取り上げられることはなかった。
 だが、似たような事が2回も起きていることに、さすがの警察も無視はできなかった。そして、森田を逮捕し捜査を進めていった。すると、森田が管理人という立場を利用して、女性を次々と監禁していた事が明らかとなっていった。

 いちばん最初は、1995年6月頃、伝言ダイヤルで知り合った大阪市内に住む20歳の女性を自宅に連れ込み、約半年間監禁した。その際、女性に「お前には悪霊がとりついている」などと言って脅して逃げられないようにしていた。
 次いで97年には行きつけのスナックで働いていた22歳の女性に、「借金を肩代わりしてあげる」などと言って、女性の2歳になる息子と一緒に自宅へと連れ込んだ。
 ところが、部屋に入ると森田は態度を急変させて、「俺の言う通りにしろ」などと、女性に殴るなどの暴行を加えた。
 そして、女性ばかりか彼女の息子までも毎日のように暴行を加えられ、しかも食事はほとんど与えられなかった。
 幸い、2週間ほど経った頃、女性は森田が外出した隙をみて電話で実家に助けを求めたため、駆けつけた母親によって2人は助け出されたが、女性は肋骨をおる大ケガをしており、息子も体中に殴られたあざがあった。

 さらに、同じく97年にもうひとりの20代女性を監禁している。この時、女性は下着姿のままで放置されていた。
 2003年9月、出会い系サイトで知り合った29歳女性を半年も監禁。この女性が、森田の自宅にある浴室で心肺停止状態となって発見される。
 2005年には出会い系サイトで知り合った32歳の女性をクルマで連れ回し、ホテルを転々として監禁。そして今回、お見合いパーティで知り合った24歳の女性を半年間も監禁していたのであった。(つづく)

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