中島監督にとっては『極道の妻たち 決着(けじめ)』以来18年ぶりの新作となる。同作では、時代劇でのちゃんばら(殺陣)を考察すると共に、オリジナルのちゃんばらシーンなども盛り込んでいる。作品の制作意図について中島監督は「ちゃんばら映画の本当の面白さとはなんだろうと長い年月の間考えて、こういう作品を作ってみました」と説明した。
ちゃんばらについてトークをしていると、切られ役の方が演技が難しいという話となった。さらに、実際にどれだけ難しいか、主演女優の山本千尋に村本が実際に切られてみてはどうかと提案があり、村本は最初「監督の話聞きましょうよ…」と難色を示したが、結局やることになった。
切られ役のコツを中島監督は「演技として2人の呼吸が合わないと」とアドバイスしたが、MCの清水圭は「監督それは難しいですよ。 村本は人と呼吸を合わせようとしたことは今までないですから」とコメントで村本を一刀両断し、笑いを誘った。
最初は渋っていた村本だったが、いざ切られるとなると「監督、やっと原石を発見しましたね」と自信満々に。しかし、タイミングつかめず、かなりグダグダな終わり方となり、相方の中川にも「下手クソ!」と言われる状態だった。なお、中島監督によると、切られ役として相手との呼吸を合わせられるようになるには最低4〜5年の修行が必要とのことだった。(斎藤雅道)