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オーシャンS(GIII、中山芝1200メートル、7日) アベコーの気になる推奨馬は!?

 みなさん、お元気ですか。アベコーこと阿部幸太郎です。

 今週の日曜は中山で弥生賞。そして2週後にスプリングS。皐月賞の蹄音が近づいてきました。一方、阪神では桜花賞に向けて、土曜日には注目のチューリップ賞。そして来週がフィリーズレビュー。重要なTR戦が続きます。なかでも、チューリップ賞は、阪神JFで圧勝したブエナビスタが登場。桜花賞では文句なしに主役級の逸材。ただし、あくまでも本番は次。
 で、期待馬はカウアイレーン。昨年11月の東京で1マイル1分34秒7のレコード勝ち。今回、再び顔を合わせた2勝馬マイティースルーを2馬身1/2もちぎり捨てたほどです。4カ月ぶりの実戦ですが、強力な同型馬は不在。それゆえ単騎逃げ確実。現在は1勝馬でもあり、桜花賞に向け、全力投球で出走権奪取です。
 さて、中山のメーンは芝1200メートル戦の「オーシャンS」。当然ながら高松宮記念の前哨戦的なレースです。

 人気を集めそうなのは昨年、高松宮記念2着、スプリンターズS2着のキンシャサノキセキ。このメンバーでの実績は文句なしにナンバーワン。とはいえ、あくまでも本番は高松宮記念であり、5カ月ぶりの実戦になる今回は、やや割り引いて考えました。

 狙ったのが、本格化の兆しが見え出したアーバニティ。サイレントハピネスやスティンガーの下に当たる注目の良血。先週の韓国馬事会杯を勝って、今回は強気の連闘策。それもそのはずで、前走が強烈。出遅れながら二の脚を利かせて好位置に進出。直線は前を行くエーシンエフダンスとシルクプラチナムを並ぶところなく抜き去り、鞍上・横山典騎手が持ったままのゴール。稍重で芝1200メートル1分8秒7、ラスト3F34秒9は、一昨年の優勝馬ジョリーダンスが良馬場で1分8秒8(同35秒4)だった比較から考えても上々の内容です。
 おそらく連闘策での挑戦は、この後の高松宮記念に駒を進めたいとの思いからでしょう。いずれにしても、それだけのスケールを感じさせる馬。楽しみな一戦です。

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