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先週の新馬勝ち馬(京都)

 今週の新馬戦は土、日合わせて計3鞍行われたが、少頭数、低レベルの争いが目立った。しいて挙げれば意外性とという点で魅力を感じるのは14日(日)、芝1600m戦の勝ち馬か。
 アグネスラズベリの弟ラヴファンタジスタが断然の人気を集めたなか、ゴール前の競り合いで抜け出したのはマリエンバード産駒の牡馬キングバード(母オープニングナイト=栗東・中村厩舎)がそれだ。

 中村師は「秋華賞に走るラブカーナと同じ馬主さんで、同じ日に使った。三千ぐらい距離があっても良さそうな馬で、千六じゃ短いと思っていたから勝ってビックリ」と驚いていた。勝ち時計の1分37秒5(良)は平凡だが、ラスト3Fの34秒8は水準以上。444kgの華奢(きゃしゃ)な馬体は未完成で、これから距離が延びれば楽しみな馬に育つ可能性を秘めている。

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