前走の阪神Cは初の重賞挑戦。課題のスタートがうまくいかず大きく出遅れてしまいましたが、直線はよく追い上げました。11着といっても着差は0秒5と頑張っているし、メンバーも強力でしたから上々の内容といえるでしょう。
前々走の奥多摩Sは今回と同じ東京芝1400m戦。4角16番手で大外を回り、残り1Fで前を捕らえた脚は驚異でした。クビ差ながら着差以上に余裕のある脚色での勝利。使った上がり(3F)33秒9はメンバー最速で、4走前の鷹巣山特別でも33秒4で差し切っているように、ためればためただけ終いが切れるタイプです。東京は最近、確実に3F33秒台で上がってきている大得意の舞台。とくに、芝1400mは4勝のベスト条件です。
精神的に大人になり、掛からずにリズム良く走れるようになったことも終いの伸びにつながっているのでしょう。
休み明けも結果を出していますし、最終追い切りでは好時計マーク。動き、気配とも文句なしです。しかも、今回はオープン特別で54kgのハンデ。極上の切れ味が堪能できそうです。